友達関係の苦情を受けたとき

保護者から生徒の友達関係についてのクレームを受けたときには、学校側は初期対応を間違わないようにしなければなりません。些細な内容であったとしても、初期対応が悪ければ解決が長引いたり、更に相手の不満が高まってしまう恐れがあります。

ケガを含むトラブルの場合は、手当てをした後に病院へ行き、保護者の方に正確に状況を伝えましょう。ケガをさせてしまった生徒と親御さんに対しては、事実を伝え、ケガしてしまった生徒とその保護者への謝罪を依頼することになります。

どのような事例でも重要な事は、発端となった出来事について事実確認を行い、双方の親御さんと密に連絡を取りながら慎重に解決していくことです。

クレームを受けたときの初期対応の流れは、下記ページにて具体的に紹介されています。いざという時のためにも、参考までに目を通しておくと良いかもしれません。

【参考ページ:学校クレーム発生時の初期対応三原則

保護者から友達関係に関するクレームを受けたときの学校側の対処法

学習に関する苦情への対応

保護者の方は子どもが学校でどのような教育を受けているのか、非常に気になるものでしょう。

自分の子だけ学習についていけていないと考え、不平を唱える方も少なからずいらっしゃいます。ですが、その主張を受け入れる必要はありません。

理由については2つ挙げることができます。

まず1つ目は生徒は通う学校の方針に従った指導を受けなくてはいけないからです。どの学校でも独自の教育要領を持たれており、保護者が指摘をする事はマナー違反です。

2つ目は学習についていけない場合、ご家庭でも徹底した教育をおこなうのが望ましいからです。クレームをいれるよりもまず、お子さんと向かい合って教育をおこなうことが一番望ましい結果になります。

学習について学校に保護者がクレームを入れてはいけない理由

給食についてのクレーム対応

保護者から給食について苦情を申し立てられることもあるはずです。そういった場合の学校側の対応を知っておくことで、スムーズな解決ができるようにしておきましょう。

嫌いなものを食べさせないでほしいという主張に対しては、親子双方に食の重要性を伝える機会を設けたり、子供の意思を尊重しながら食べられるときには食べてもらうという方針を取ったりします。最初から特定の子供に嫌いな食べ物を出さないという対処ではなく、無理強いはせずに食べてもらえる状況をつくっていくことが大事です。

また、牛乳に混ぜるための味つき粉末、調味料などを持参したいと言われたときには、アレルギー以外で特別対応はできないことを伝えるようにします。例外を認めてしまうとトラブルに繋がる可能性があることを伝え、納得してもらう必要があるでしょう。

保護者から給食についてのクレームがあったときの学校の対応

学校行事に関するクレーム事例

小学校から中学など、どのような教育施設であっても必ず行事は開催されるものです。運動会や文化祭などがありますが、この学校行事について昨今ではクレームを入るケースが多くなりました。いくつか事例を紹介します。

まずもっとも多いのが小学校で開催される演劇発表会のときです。ご自身のお子さんが希望している役柄を演じられない事を不満に思い、学校に不満を述べるケースが多いです。

また、運動会で徒競走に出れない、遠足でおやつを持参したら怒られた、などの報告をお子さんから聞いて苦情を入れられます。こういった場面では、謝罪をするのではなくしっかりと理由を説明して納得してもらう事が重要です。

学校行事について保護者が学校にいれるクレームの種類